創作工房ファクトリーエイト Green8 Eco Factory

環境問題や環境技術って実際どうなの?

 地球温暖化が叫ばれて久しい。ただ、温暖化ガスをいかにして減らすかは各国で違いがあり、世界共通の理念などは無いに等しい。

 日本では自民党が原子力発電に積極的で2011年に重大事故を起こしたにも関わらず、原発再稼働を強行し、世界中の笑い者になっている。一方民主党が推進したメガソーラーも電気を遮断できない問題があり、重大事故につながっている。

 自然エネルギーを積極的に採用しているヨーロッパは環境問題にうるさく、温暖化ガスの削減に積極的なわけだけど、なんでも欧米が正しいと言う概念は途上国の反発を招き、問題は解決されていない。

 どうすれば、環境に優しい社会が構築できるのだろうか。

実はエコの先進国だった日本

 最近は飲食店で割り箸がなくなって来ている。西洋人は使い捨ての割り箸が環境を破壊すると言わんばかりだ。じっさいハーフの場合そう言った考えが多いみたいだ。

 ところが、割り箸はそもそも水が貴重な場所においては箸を洗うことすら水の無駄遣いになる。そこで考え出されたのは建築資材にすらならない間伐材。この間伐材の処理は燃やすしかないわけだが、どうせ燃やすなら割り箸として使ったあとに燃やせばいい。そんなことで割り箸が広がっていった。

 この事情を知らずに割り箸が環境破壊につながると糾弾するのは行き過ぎではないだろうか。エネルギー行政が定まらないのはこう言った部分もあるのではないだろうか。

 実際江戸時代には、公衆便所の糞尿すら売り買いされ、畑の肥料として活用されていた。また、使い古した物を加工して別の用途にしたり、日本人は一つの物を役に立たなくなれば別の目的に使い、本当に捨てるしかない状態まで使っていた。

 資源も食料も乏しい状況を生き続けて来たからこそ、知恵を出し合って物を大切に、資源をとことん有効に使う習慣が根付いて来たのではないだろうか。

 このように江戸時代にすでに世界に先駆けてエコ社会を構築していた日本。その日本に生まれ育ったからには、先人の知恵に学び、資源をとことん有効活用するよう心がけようではないか。